筆ペン作品(手本)集~百花繚乱~

人の己れを知らざるを患えず。人を知らざるを患う。

人は、自分が他人から認められないばあい、失望し、くよくよと思いわずらう。だが、これは末梢のことにすぎない。それよりも、他人の真価を認めえない自分を思いわずらう人であって欲しい。

 「患う」は気にとめること。



 他人の評価ですか。誰でも気にしますよね。けれど、他人の評価を気にするのではなく、他人の真価を認めようというところに、この言葉のすごさがあると思います。つまり、他人を主体にするのではなく、自分を主体にするというか。発想の転換ですよね。